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ポーランド・ヤノフ村の織物ツアー2017

August 18, 2017

 2017年夏、「ヤノフ村の織物ツアー」が無事すべての日程を終えて終了しました。今年は去年からのリピーターツアーも含め6.7.8月に3回の開催。日本から参加してくださったみなさんとともに過ごしたたヤノフ村でたくさんの思い出ができました。

 

ヤノフ村の織物ツアーってどんなツアー?何度も来たくなってしまうのはなぜ?今年のツアーを踏まえてまとめてみました。

 

ポーランドのヤノフ村で織物を織るということ

 

ヤノフ村の織物ツアーの一番の目的は<ヤノフ村の伝統的な2重織りを学ぶ>ということ。でも技術を学ぶだけなら、日本の自宅でもやろうと思えばできます。ヤノフ村で織物を織るということは、織りの技術を習うということだけではありません。

 

 どっぷり10日間織物漬けの日々

 ヤノフ村の織物ツアーでは、10日間村に滞在してヤノフ村の伝統的な二重織りを学びます。初心者も工房を経営する先生も一緒になって切磋琢磨してほぼ毎日織りてさんの工房に通い、朝から夕方まで織りに取り組みます。日々のことを忘れて、織だけに集中することってあまりありません。ヤノフ村にあるのは自然と織だけ。みんな思い思いのペースで、好きな柄を織ります。

 

 

郷に入れば郷に従うと見えてくるもの

ワークショップでは、現地の織りてさんからヤノフ村の方法で、村のお父さんたちが作った織機を使い織物を習います。

 

 

 18世紀から続いている織物ですが、ヤノフ村には図案がありません。まずは、織り手さんの織ったサンプルを参考に目数を数え織っていくのですが、図案がないというのは、いくらでも自分でアレンジができるということ。これ、ヤノフ村の織物でとても重要な点なのです。「ヤノフ村の織物には織れないものはない」と織りてさんたちはよく言います。初心者だって一緒。好きなモチーフを組み合わせてみたり、すこし難しそうだったら自分で絵にかいてみてシンプルにして織ってみたり。 みんな最初から結構アレンジして織る楽しみを見つけます。

 

村の織機を使うことには、日本の優秀な織機になれているみなさんにとっては、実はけっこうな戸惑いが生まれたりもします。開口はあまりよくないし、糸は切れやすいし、滑車はよく落ちるし・・・ただ、わたしこれにも意味があると思うのです。ヤノフ村の織物は18世紀からずっと変わらず続いてきた織物です。すべての織物の源流のような織物。織機もずっと同じ手作りのシンプルなものを使い続けてきたわけです。続けること、守ることには意味があります。村の織りてさんは「織機と仲良くなりなさい」とよくいいました。この少し武骨で使いづらい織機だからこそ織れる織物があります。ヤノフ村ではこの織機と格闘しながらヤノフ村の伝統が守られてきた意味も学びます。

 

何百年も変わらない原風景

  ヤノフ村の魅力は、その雄大な自然。地平線へどこまでもつづく小麦畑や、8月のツアーでは大地いっぱいのひまわり畑を見ることができました。夕方キャンプファイアーをしていたら、満月の空とラズベリー色の夕焼けが同時に現れたり。コウノトリが40羽以上集まって、南の空に飛び立つ風景にも出会いました。織りに疲れて、ちょっと一息散歩に出ると、この風景なので、こんな癒しはありません。私はよく野の花を摘んで帰りました。

 

 

 

 ヤノフ村のこの風景も織同様何百年も変わらないもの。ポーランドでもこの原風景が残っているポドラシェは本当に美しい土地です10日間村のこの風景の中に身を置いて、織りに取り組んでいると、心と体が浄化されていくのに気が付きます。そして面白いのが、見る動物、木や林、花なんかが織物のモチーフに見えてくること。ヤノフ村の織りてさんと同じ風景をみることで、ヤノフ村の織物に織り込まれているモチーフがすっと心の中に入ってきます。

 

これがヤノフ村で織るということの一番の醍醐味かなと思います。

 

最後に今年の参加者の方たちが織られた作品を少し

 これ、始める前は経糸と緯糸も知らなかった織未経験のMちゃんがつくった作品。とっても上手に素晴らしい作品に仕上がりました!そしてヤノフ村の光景そのもの。Mちゃんの感動が表れています。初心者でもこんなにできるんです。

 

 

 

 

 

小さいからできること

 

ヤノフ村の織物ツアーは一回のツアー参加者数は最大6名まで。工房の機の数に限りがあるというのと、織りてさんが一度に教えられる数というのが大きいですが、小さいからできること。小さいから満足してもらえることが大事だと思っています。

 

 小さな村に滞在するので、あんまり大きな単位は似合いません。

 

 

地元の人たちと仲良くなりにいく

 村にいる各織り手さんを訪問するのも5人くらいがちょうどいい。みなさんとっても喜んで、ケーキを作って、お茶を用意して待っていてくれます。上の写真は、8月のツアーのみなさんとルチナさんのお母さんとお父さんのおうちを訪ねた時のこと。おばあちゃんが、ヤノフ村の歌を歌ってくれました。

 7月、一日、いちごつみやお料理農家の体験をさせてくれたベルナルダさんのお宅では、お礼にMさんが日本のお抹茶をたててくれ、木漏れ日の中お茶会が開かれました。ポーランドのおもてなしと、日本のおもてなしで言葉は通じなくとも、心が通じ合ったとてもとても素敵な時間となりました。ヤノフの人たちは本当にいい人たちばかり。滞在中、先生や織りてさんたちはもちろん、その家族や近所の人たちとだって仲良くなります。きっと、この、人との触れ合いがあるからこそ、もう一度ヤノフ村に来たくなるのだと思います。あの人はどうしているかな、と思う気持ちがそうさせるのかなと思います。

 

みんなの意見を聞きながらのツアー

 

小さなツアーなので、みなさんの意見をたくさん聞くことができます。やりたいこと、行きたいところ、不安な気持ち。できるだけ伺いたいと思っています。わがままききます。

7月と8月は朝早起きしていきたい人だけ、森にキノコ狩りに行きました。

 帰り道では、野生のラズベリーもたくさんとれて、キノコはスクランブルエッグに、ラズベリーはヨーグルトにいれてそれはもう贅沢な朝ごはんになりました。

 

7月には、紡ぎをやっている方がたくさんいたので、羊牧場に行き羊毛を分けてもらい、みんなで洗って糸を紡ぎました。

 

 6月のみなさんはリピーターで2回目のポーランドだったので、ヤノフ村終了後ウォヴィチの聖体祭に参加してフォークロアのお祭りを楽しみました。

 

 

きっとみんなが嬉しいツアー

 

主催者の私がいうのも手前みそなのですが、ヤノフ村の織物ツアーはきっと参加するみなさん、ヤノフ村の人たち、私自身もかかわるみんなが嬉しいツアーだと思っています。今年、ツアー中に、ポーランドの地元紙が私たちのツアーのことを「自分たちの伝統に誇りを持とう!」というタイトルの記事で取り上げました。外国からこんなに旅行者が自分たちの村の文化を愛してやってくる。自分たちもももっと、土地の文化や伝統に興味を持とうという内容でした。この記事の取り扱われ方私はとてもうれしかったです。

 

 

 

私たちはヤノフ村にただ遊びに行くわけではありません。自然や土地の人たちとの交流を通してしっかりと文化を学びに行きます。その姿勢を見て土地の人たちが失われつつある伝統にもう一度目覚めるのであれば、なんと嬉しいことでしょうか。きっと土地の人たちも私たちの本気度感じてくれています。

 

 

 

ヤノフ村の織物ツアー、2018年も開催予定です!リピーターツアーもやりますよー。まだ日程決定していませんが、ご興味がある方は、下記アドレスから私にどうぞご連絡を!

連絡先:infoアットマークslow-art.pl

*アットマークを@に換えて送ってください。

 

 

 

 

 

 

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