August 18, 2017

 2017年夏、「ヤノフ村の織物ツアー」が無事すべての日程を終えて終了しました。今年は去年からのリピーターツアーも含め6.7.8月に3回の開催。日本から参加してくださったみなさんとともに過ごしたたヤノフ村でたくさんの思い出ができました。

ヤノフ村の織物ツアーってどんなツアー?何度も来たくなってしまうのはなぜ?今年のツアーを踏まえてまとめてみました。

ポーランドのヤノフ村で織物を織るということ

ヤノフ村の織物ツアーの一番の目的は<ヤノフ村の伝統的な2重織りを学ぶ>ということ。でも技術を学ぶだけなら、日本の自宅でもやろうと思えばできます。ヤノ...

August 15, 2017

「ポーランド ヤノフ村の絵織物:二重織りの技法と伝統文化が生まれた小さな村を訪ねて」
秋元 尚子 (著), 藤田 泉 (著)


私の念願の一冊。ヤノフ村の織物の本ができました!
ポーランド東北部の小さな村ヤノフに18世紀から続く伝統的な織物。この織物や織りてさんに携わってもう8年になりました。最近はもうほぼこの村に住んでいます。それくらい私はこのヤノフ村とそこの人たちが大好きです。
ポーランドの美しい田舎の中ではぐくまれた伝統文化の奥深さ。手作りの暮らし。手仕事の尊さを感じてもらいたいと思って書きました。


 そしてこのこの本のすごいと...

March 17, 2017

今、「ヤノフ村の織物」の本を作っています。今年の秋ころ発売される予定です。ということで、ヤノフ村の織物や織手さんのことをいつも以上に毎日毎日考えて文章にしています。

きっと良い本になるので、どうぞ楽しみにしていてください。

私のバイブル、E・F・シューマッハの「スモールイズビューティフル 人間中心の経済学」にこんな一節があります。

「機械化には2種類あって、第一は人間の能力を高める機械化、第二は人間の仕事を機械という奴隷に引き渡し、人間をその奴隷への奉仕者にしてしまう機械化。

じゅうたんを織る機は、縦糸をピンと張って、その間に職人の指で毛...

February 1, 2017

 1月の日本での滞在を終え、パタパタとポーランドに舞い戻ってきました。日本ではたくさんの方にお会いし、2017年こうしていこうよっていう計画を立ててきました。

すべてが実現すればきっと素晴らしい年になると思います。

さて、日本滞在の最後の締めくくりは、「ヤノフ村の織り物展」@京都糸へんさんでした。もう過去2年お世話になっているお店です。

去年は秋元尚子さんが二重織のワークショップも開催してくださいました。

今回の糸へんさんでの展示については、Spinnutsという、京都をベースにした羊毛専門雑誌がバックについてくださりました。私も記事を書か...

January 9, 2017

 ヤノフ村の織り物とSLOWARTを2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2017年最初の「ヤノフ村の織物展」は1月11日(水)から大宮のリータスさん(コチラ)ではじまります!

今回も新作がたくさん。そのなかでもぜひぜひご覧いただきたいのが、こちらのダヌータ・ラドゥルスカさんの新作「Wiosenne Konie (春の馬)」

本当に美しい若草色の花咲く草原を走る馬のタペストリーです。


ダヌータさんが染めた、黄緑の横糸が羊毛のナチュラルなグレーと白の経糸に合わさり、さわやかなヤノフ村の新緑の季節が再現されています。

この美しい...

December 29, 2016

2016年もあと少しでおしまい。2016年は私にとって、とても大切な一年となりました。ヤノフ村の織り物を扱うようになって6年目。新しい織り物を作り出すことの大切さや、難しさを村の織り手さんとともに探りました。今シーズンのテーマ「村の彩り」は、色鮮やかな織り物がたくさん生まれ、ヤノフ村の織り物だからできる、いままでにない表現が生まれたと思っています。

 メディアなどでもとりあげられるようになり、いろいろな方に知ってもらうきっかけもたくさん生まれました。特にポーランドの地元のメディアで取り上げられたのはうれしかったです。地元の人たちの伝統...

December 23, 2016

 個人的にずっと気になっていた、ワルシャワの国立アートギャラリーZachęta(ザヘンタ)で行われている展覧会「Polska- Kraj Folkloru?(ポーランドはフォークロアの国か)」に行ってきました。

この展覧会は戦後、社会主義のころにかけて大変盛んだった民芸活動を取り上げ、その政治的な意味や、プロパガンダとして使われた経緯、村から町への人の移動で変わっていったフォークロアの姿などをとりあげ、単なる工芸品の展示ではなく、フォークロアというものがどのように利用されてきたかを問う展覧会です。

 Cepeliaは当時国有の芸術文化振...

December 23, 2016

ポーランドのクリスマスは家族や親せきが一堂に会する場。プレゼントは子供だけじゃなくて大人ももらえるんです。・・・ということは自分も親戚の分だけ用意しなきゃいけないということ。。ということで、クリスマス前の週末は、ポーランド各地でギフトフェアが行われていました。

 特にワルシャワでは、アーティストやクリエーターたちが出展するアート系のギフトフェアが同日に4か所で行われてました。一日でポーランドの最新デザインや雑貨に出会えるチャンスだったわけです。最初に行ったのは、Wzory-Targi Designu。Wzory(フゾレ)は時々こうした...

December 23, 2016

12月20日にSLOWART藤田の初の著者本「中世の街と小さなむらめぐり ポーランドへ」(イカロス出版)が発売されました。

思えば、イカロス出版の編集者鈴木さんから「ポーランドを紹介する本を出しませんか」と声をかけてもらったのが昨年10月。基本来るものは拒まずの性格なので、二つ返事で「やります。」と言ってしまったそのあとが、もう本当に大変でした…私本を作るってことを完全になめていたんですよ。

まずは、誰のために何を書くか。ポーランドにきたい旅行者向けで、主に1週間程度の休暇を取っていらっしゃる方用ということで、ポーランドにいい街はたくさ...

December 23, 2016

ヤノフ村の織り物に2人目の若い織り手が誕生しようとしています。

ベルナルダさんの娘さんのアグニエシュカさんです。ベルナルダさんは6人兄弟(1男5女)の母。その長女のアグニエシュカさんに今、織りを教えています。

ベルナルダさんが娘さんに織りを教えようと思うと言っていたのが今年の夏。6月にお邪魔した際には、二重織でない平織の織り物を練習している織機が置いてありました。

8月には、県から次世代の工芸家を養成するインストラクターとしての奨学金をもらったベルナルダさん。娘さんも本格的に伝統の二重織を始めました。

ベルナルダさんはいいます。「織り物は家...